2008年06月06日

音読が鍵?

今から40年近く前の1970年に、同時通訳者として名高い國弘正雄氏が『英語の話しかた』という本を著し75万部を越える大ベストセラーとなった。(英語ベストセラー本の研究)
この本の中でいちばん注目を集めたのは、「只管(しかん)朗読」という國弘氏の造語です。
これは、道元の「只管打座」(ただひたすら座禅をすること)にヒントを得た言葉で、「ひたすら朗読(音読)する」という意味です。
ひたすら音読し、素読をすることは人間の潜在脳に記憶を深く刻み込むといわれています。
ソニーの井深大氏は「頭のよくなる方法」として「丸暗記をたくさんすることですよ。漢籍の素読、これを昔の日本人はやった。戦前にノーベル賞級の科学者が10人いましたが全員素読をやっています」と話していました。
彼がこの学習法を知ったのは、中学1年の時に習った英語の先生からだったという。
「英語を習う一番よい方法は、中学1年のリーダー、さらに2年3年のリーダーを声に出して、繰り返し、繰り返し読むことである」と教えられたのである。
「当時の私は非常に純真な生徒でしたから木村先生のいわれることを実に愚直なまでに実行したのです。時あたかも戦争中で、今とちがってテレビもなければラジオ講座もない不便な時代でしたが、幸い教科書だけはありました。そこで、これを声を出して繰り返し読んだものでした。
おそらく1つのレッスンについて500回ないしは1000回も読んだだろうと思います」と國弘氏は語る。
この超人的な教科書の音読が、のちに彼の英語を余人の及ばぬ域にまで高める素地となったのである。
これは、やり方を述べているというより、國弘氏自身が体験したことをそのまま書いているといったほうがいいだろう。苦行として音読を続けていたのではなく、いかに音読を楽しんでいたかが伝わってくる。徹底した学習は、言い知れぬ喜びをもたらすものだ。

 彼は、暗記を目的として音読せよとは決して言わない。。昔の日本人が素読を通して漢文の素養を深め、やがて自分でも自由に文が書けるようになっていったプロセスとよく似ている。
安河内哲也氏も音読の重要性を説いている。音読に英語上達の秘訣があるのかもしれない。
そういえば音読を久しくしていないなあ〜と感じています。それこそ中学生のリーダーの音読から始めてみましょうかね。


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posted by eigo at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 英語学習法 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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